日常のこと

『第45回 秩父市青少年健全育成推進大会』

『第45回 秩父市青少年健全育成推進大会』
が開催され、青少年育成功労者・優良青少年の皆さまへの表彰が行われ、その後「未来を担う私たちの主張(青少年の主張)」作文が読み上げられました。

清野市長からは、「青少年が被害者にも、加害者にもなる時代」とのお話があり、秩父警察署長からも「検挙13件、補導145件で、昨年より増えている。」とのこと。
友人の学校関係者から「学習の習熟度や生活環境も、二極化が進んでいる」と聞いていただけに、この場に縁のない子ども達は、今どうしているのかな…と、少し俯いてしまいました。

2025年5月に決まった「第73回 日本エッセイスト・クラブ賞」受賞作、笠間直穂子著『山影の町から』

「舞台が秩父なのに、なぜ作者の講演会を開かないの?」と、法政大学の教授から教えていただき、慌ててお取り寄せ!

作者の笠間氏は、國學院大学文学部教授で、フランス文学の研究者。
秩父へ移住され、秩父の自然や人々の営みを、静謐な文章で書かれています。

まだ読み始めたばかりですが、
「電車を降りた瞬間に山の匂いがする。周りが真っ暗でも、戻ってきたなと匂いでわかる。自転車を漕ぎ出せば、冷たい風とぬるい風が交互に吹き、人間活動の残り香は草に呑みこまれていく。」
秩父に住んでいる私達が、“なんとも思っていないこと”に心を寄せてくださり、品格ある文章は、月の光をたたえる水面のようです。
みんな、読んでね!
是非、笠間先生の講演会を企画しましょう!

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