熊本県八代市の「八代妙見祭」は、33ある「ユネスコ無形文化遺産“山・鉾・屋台行事”」としての、お仲間!
民俗芸能の特徴や、お祭りの様子・問題点と合わせ、令和3年に完成した「お祭りでんでん館」設立の背景や目的などを、八代市経済文化交流部・文化振興課長ほか、でんでん館館長・学芸員の皆さまにご説明いただきました。
収蔵について、水害や地震による文化財保護のため、「八代妙見祭」の屋台全てが、各町会ではなく、「でんでん館」に収められているとのことで、こうした自然災害対策は秩父にはないもの。
またクルーズ船によるインバウンドのお客さまも多く、多言語対応も徹底されていました。
後継者の育成については、伝統文化財を体験できる機会を提供し、お祭りの際にも地元の方だけで神幸されるとのこと。
どこでも「自分のところのお祭が一番!」なので、熱意のこもったお話は、聞いていてとても頼もしかったです。
なんせ、室町時代から500年続くお祭りで、1.5kmの行列が、街中6kmを練り歩く!… 往復で12km!!
面白いなぁと思ったのは、獅子やラッパが大陸的。盆踊りも黒い袈裟を被って楽器は用いないなど、それぞれの街の歴史と文化を背負って続くお祭りって、やっぱり大切に継承しなければならないものだと、改めて思います。