日常のこと

『秩父銘仙を着て“街歩き”を楽しもう!第5段 in 小鹿野町・路地ST.』

カメラマンの設楽 怜司さんから、素敵な写真がたくさん届きました。

今回メイン会場だけではなく、“路地”そのものの魅力を発見するために、小鹿野町の学芸員で「秩父まるごとジオパーク推進協議会」の運営委員長でもある肥沼さんから、丁寧なご説明をいただくことができました。

小鹿野町指定有形文化財の「加藤家住宅(常盤屋)」は築130年超、糸繭商として1階の店舗のほか、2.3階は養蚕を飼育されていた明治初期の木造商家建築の貴重な建物。
白壁に囲まれ、替折釘(かいおれくぎ)という和釘が残っています。

裏手にある「不動尊」は、加藤家個人で建てられ、今でも所有なされているお寺で、その力強い彫刻は、ずっと見ていられる程。

調べてみると、小鹿野町はやはり(!!)「ちちぶシルクロード」として、数々の木造建築が現存され使用されている、素晴らしい街であることが、改めてわかりました。

肥沼学芸員のお話の中で印象深かったのは、「小鹿野で繭や生糸が売買され、横瀬で染めて、高篠で織り、秩父神社周辺で、秩父銘仙として買継されていた。」と。
つまり秩父地域全体が “一つのファクトリー・工場” として、その土地土地での得意分野を分業し、“秩父銘仙”としてのブランドを作り上げていた…、FINDに相応しい、広域連携のお話に胸が詰まりました。
企画して良かった!!


いつも写真をupする時は5枚以内と決めているのですが、今回素敵な写真が沢山あるので、少し多めになることをお許しください。

次回は横瀬町で、11月15日(土)を予定しています。
ご参加・ご協力いただいた皆さまに、心から感謝申し上げます!

-日常のこと
-, , , , ,