秩父市議会・文教福祉委員会の視察で、熊本県に来ています。
初日は“社会福祉連携推進法人”について、熊本大学のお隣りにある「ジョイント&リップル」さまに伺いました。
明治24年に宣教師として来日されたハンナ・リデル氏がハンセン病院を立ち上げ、救済活動を始められてから、長きにわたり熊本の地で社会福祉の道を切り拓いて来られました。
地域密着から地域共生へ。社会福祉制度の多様化や社会福祉法に則り、合併や譲渡ではなく、それぞれの特性を生かした“連携”をなされています。
平成28年の熊本地震を教訓として、大規模災害訓練や、人材確保、福祉避難所の開設など、また「こどもお仕事体験」として、福祉や医療の理解を深めるための取り組みも行政と一緒に進められていて、その熱意に頭が下がりっぱなしです。
「誰ひとり取り残さない」というのは、こういうことなのだろうな…。
研修や交流、運営面でも協力をし、自立できる収益性にも努力されながら、地道に実績を積み上げていらっしゃいます。
AIやアプリの開発により、必ず“win-win”になるよう、誕生から見取りまで、目を行き届かせているお話は、「聞いておしまい」にしないよう、こちら側の意欲を試されています。