日常のこと

法政大学・梅崎教授 presents「大人の社会科見学」

都内から15名を超える方にお越しいただき、「秩父の絹文化」について、影森養蚕所・5代目久米悠平さんのお話を伺いました。

14.15年前に埼玉県内で40〜50軒あった養蚕農家も、現在7軒。秩父市内は1軒のみ。

養蚕から、整経・染め・織り・加工・仕上げまで、一つの地域で完結しているのは、日本国内でも秩父だけですが、繭1トンでも、反物としては50反にしかならないそうです。

「餌は桑だけで、枝の1本1本を自分で切り落とし、蚕に与えている。“オーガニックシルク”の価値を高めていきたい。」
また「自分が育てた蚕から、この作品が出来上がっているという“ストーリー”を持った製品として販売出来れば、生産者としてはこの上ない喜び。」と…。

梅崎教授からは、元々農家それぞれが、自分や家族が着るために、養蚕・糸繰りから全ての過程を各家庭で行っていたものが、“経済”として成り立った歴史により「分業」となり、現在また各織元が糸を整え、染め織りを行っている。
“自分とモノとの関係性”により、「体験を物語にしていく重要性」についてのお話をいただきました。

私からは(一応)、「過去に織元や銘仙関係者が一堂に会し、販売会を行ったことがなかったと聞き、逆に驚いた。定住自立圏構想として、FIND Chichibuのお力添えにより、関係者が協力しながら“秩父の絹文化”を伝えていければ… 。」とお話しさせていただきました。

質問も相次ぎ、電車の時間が危ぶまれるほど。
ご興味を持っていただき有難うございました。
この暑さで、お蚕たちも大変!

大型の扇風機が回り続ける中、天を目指した虫(蚕は上へ上へと登っていく)が、立派な繭になるところから、秩父の絹文化は始まります。

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